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笑顔を大事に

道を歩いていて、ふいにミラーに映った自分の顔を見て「生気のない顔だな」と思う。

ふとしたときに自分の顔を意識してみると、表情が死んでいる……。目は開いてないし、口は横一文字だし、顔の肉とか筋肉とかがこれっぽっちもやる気なくただそこにくっついてるだけな感じ。お前らもうちょっと気合を入れて張ってごらんなさい、と試しにかっと目を見開いてみたり、口角をあげてみたり、変顔してみたり…一人でなにやってるんだろって気にはなるけど、顔の筋肉を動かしてみるといかに普段の顔が死んでいるかがわかる。

表情一つで印象はがらっと変わる。昔から感情を顔に出すのが苦手で、ちょっとしたコンプレックスでもあった。楽しそうに笑ってる人を見ればこっちも楽しくなるし、つまらなそうにむすっとした表情の人を見るとなんだか不安になってきてしまう。自分はどんな顔してるのか、それが周りにどう見えてるんだろう。

そんな当たり前のことを、「人」の写真を撮るようになって改めて認識したような気がする。相手の顔をじーっと見続けることなんてこれまでなかった。見つめていると見つめられている気がしてくる。「深淵を覗くとき、深淵もまたお前を覗いているのだ」じゃないけど、カメラを構えてレンズ越しに相手の表情を見続けている中で、そんなことを思った。


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友達と会って、写真を撮った。この子は、けたけた笑ったり、むーっと怒ったような顔したり、ちょっとはにかんで照れたような顔していたり、会話の中でころころと表情が変わる。それを見て、今の自分はどんな顔をしているんだろうなーって考えた。たぶん楽しそうに笑ってる…はず。少なくともこの写真を撮ったときは、楽しくて楽しくて仕方なかった。

ピントは奥に流れちゃってるけど、このときすげー楽しかったな、っていうのがすんごくリアルに思い出せる一枚。こういう素敵な笑顔をばっちり残せるように写真、もっと上手くなりたいなあ。

笑っているときが一番楽しいものです。笑っていると不思議と前向きになってくるものです。
3月11日、こんな日だからこそ改めて言葉にしておこうと思います。自戒の意も込めて。笑顔を大事に。