モノクロ写真をRAW現像でゴリゴリと

見よう見まねで、モノクロ写真をRAW現像で作ってみました。ざっくりといえば、コントラストを思いっきり上げてノイズを乗っける。目指したのはフィルムのモノクロ写真のような質感。……といっても。フィルムで撮ったことがないから、わからないのだけど。

普段見ている写真が、とても鮮やかな色合いでノイズなんてほとんどないものだから、たまにはゴリゴリざらざらな質感出もいいじゃない、と思ったのです。仕事に疲れ果てた今の心境があらわれていたりして。

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上はX-T10、下はRX100M3で撮った写真です。

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それとはまた別の話として、RAW現像をしていると、新しく写真を撮っているような気分になります。実際に写真を撮ったその場では見えなかった、その写真の可能性が見えてくるような。明るさをプラス、マイナス、それぞれ変えてみてみるだけで、全然違った雰囲気の写真になります。ホワイトバランスもそう、コントラストの設定もそう。

写真を撮ったその場では気づかなかった撮り方に気づくことができる。「撮ったときは気づかなかったけど、もっと暗めでも良い雰囲気だったんだな」「じゃあ次撮るときは…」なんて。パソコン上であれこれいじった経験は、次にシャッターを切るときにも生きてくるのかな。


ちなみに、それぞれ元の写真はこんな感じ。

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