XF90mmF2の中望遠で、ぶらりと六本木をスナップ

ふと思い立って、XF90mmというレンズを使って、中望遠レンズでのスナップを試してみました。富士フイルムにはレンズをレンタルできるサービスがあります。六本木の富士フィルムステーション。ほとんどのレンズ、そしてボディがラインナップされていて、なんと、当日返却なら無料なのです。購入前に何度でも、納得のいくまで好きなだけ試し撮りができちゃうのです…! なんて素晴らしい。

そんなわけで、思いつき中望遠スナップ。

結果。む、難しい。

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え、こんなに狭いの、って驚き。感覚的には視界の真ん中3割ぐらいをずばっと切り抜いちゃうぐらい。この写真、実際に目で見ていた世界の真ん中部分しか映ってません。本当はもっと広く、3倍ぐらい広く周りの景色が見えてます。こんなにぐぐーっと見えるのか。これまで見たことない世界です…。


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街並みもかなり狭い範囲でしか写せない。けどその分、一つの被写体をぐぐっとすぱーんと切り抜くのには最適かなあ。街中での人を撮るには、ちょうどいいのかもしれない。ポートレート向きって、こういうことですか。

この距離感をXF35㎜で撮ろうと思うと、あと1歩どころか、もっともっと近づく必要がある。それをこうやってさくっと切り取れるというのは、ある意味お手軽でいいですね。しかし、一方で感じる何とも言えない盗撮してる感…。遠くのものをこうやって大きく映すわけだから、35mmで撮るよりもなおこっそり感が。人を入れ込むスナップってその辺どうしてるものなんでしょう。声をかけるもんなのかなあ。


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画面全体がぎゅっと圧縮される感じ。背景がすとーんときれいにぼけてくれる感じ。単に遠くのものを近くに写せるというのも楽しい。すぱーんと切り抜く感じも、ある意味ではスナップらしくていいのかもしれません。ここまできれいにボケてくれると、なんだかもうこれだけで写真が上手くなったような錯覚を覚えます。

望遠レンズって面白い。


普段は、というよりもX-T10を買ってからまだ1か月半ほどですが、XF35mmF1.4という単焦点レンズを付けて撮影しています。35mm判換算で50㎜のいわゆる標準レンズ…という、人の目で見た感じと近い画角のレンズだそうです。確かに、無理なく視界に入るところがそのまま写るようなイメージです。とても使いやすくて愛用しています。この1か月半はほとんどXF35mmで撮っていたので、不思議な感じ。もっと言えば違和感。全然イメージが違うので、なれるのも大変そう。

改めてレンタルして、朝から晩まで撮り続けてみたいですね。頭を使うんだろうけど、楽しそう。楽しいだろうけど、そこまで使用頻度も高くないのかも、なんてことも思ってしまう。購入するかどうするかは…要検討。10万近くするんだもの…。

FUJIFILM 大口径短焦点フジノンレンズ XF90mmF2 R LM WR

FUJIFILM 大口径短焦点フジノンレンズ XF90mmF2 R LM WR