少しでも「いいな」と思ったらシャッターを切る

散歩したり、自転車でのんびりとサイクリングすることが好きで、しょっちゅう近場にでかけてはぶらりぶらりとしています。

不思議なことに、カメラを持っていると、普段は気にならないようなものも気になるようになってきます。「なんだろう、何かよくわからないけど気になる」と感じるものを見つけては、ぱしゃりぱしゃりとシャッターを切っています。

少しでも「あっ」と思えば、躊躇なく撮る。写真を撮るときの唯一のマイルールです。

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そんなことをしているので、これはいったいなんの写真なんだろう…と自分でもよくわからないような写真を量産する羽目にもなっていますが。写真を撮ると決めてカメラ片手に散歩するときは、これでもかというほどに撮ります。当然、いいなと思って撮った写真でも、その写真が良い写真かどうかはまた別の話です。量が多い分整理するのも大変だけど、撮った写真をまとめて見返すのもとても好きな時間。自分が撮った写真を見返すのはすごく楽しい。lightroomのラベル分けなどが便利で大助かりしています。

単純に思い出として「あんなところに行ったな」「こんなことしたなー」なんて振り返ることもできるし、写真として、その写真を撮ったときに自分が何に魅かれたのか、何を撮ろうと思っていたのか、ざっくり言えばその時の自分を思い返せるような気がしています。ずいぶん内にこもった楽しみ方だなあと思わないこともないけど、楽しいものです。自分にとっての写真って、もしかしたらけっこう内省的な意味合いが強いのかもしれない。

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なんとなく画になりそうだからカメラを向けてみただけの写真って、後から見返してもなんとも思わないことがほとんどだけど、「これ、いいな」と感じて撮った写真って、それを見ると、撮ったときの気持ちがなんとなく思い返せたりすることが多い。これだけたくさん撮っていても、しっかりと印象に残っているわけです。これってすごいことだと思う。そうやって少しずつ上達していければいいなあ。

たくさん撮ってたくさん見返して、自分が何に「いいな」と思うのか、その繰り返しをたくさん積み重ねてみたい。それがなにに繋がるのかはわからないけど。

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写真は日本橋から京橋あたりまでを散歩したときのもの。影が良いなとか、形がいいなとか、町の雑踏感がいいなとか、そんなことを思ってモノクロで撮影。