曇り空でも桜を撮りたい、春だから
写真を始めてから初めての春。出掛けた先でも家の近くでも、春といえばの定番「桜」を見かけるたびに撮っているのですが、桜を撮るのって意外と難しいですね…。
しっくりこない、何か違う、という写真になってしまうこともさることながら、一番困るのは、桜を撮るときに限っての曇り空! なぜだか桜を撮るときに限って晴れてくれません。晴れ間が見えたと思っても、桜の前につく頃には太陽が隠れてしまっている。おかげでこの春、曇り空の下でしか桜の写真を撮れていません。桜と曇り空は相性が悪い…。
曇り空が入るとのっぺり・うるさくなって困る
桜を撮ろうとすると、基本的に見上げるような形での撮影になるため、構図としては空が入ることが多いんですよね。
でも曇り空の日って、あんまり背景に空を入れたくないなーと思ってます。雲に影ができてうねりや動きがあるときならまだしも、画面が白一色になってしまって、のぺーっと、白飛びしたような感じで悪目立ちしちゃうのが好きじゃない。桜の場合は特に、花びらが白~薄ピンクの種類の桜のときなんかには、雲と桜の色がかぶってしまい、余計にうるさい印象になってしまうので。
こんな感じ。花びらの間に見える曇り空が一色でべたっとしてます。悪目立ちするしメリハリがない。
解決策としては簡単な考え方で、曇り空が入るとうるさいのなら、曇り空をを入れなければいい。
対策その1 空の面積を小さくする
せっかくなので桜並木の写真を撮りたい、でも普通に撮ったら1/3ぐらい空になっちゃう…なんてとき。
桜の花の密度が高い場所を選んでみる、カメラの縦横を変えてみる、カメラを構える高さを調整してみる、左右に微妙に動かしてみたり…。構図でなんとか解決しちゃいましょう。場所次第、かも。
対策その3 どアップで花びらを撮る
桜を桜らしくというのであれば、これも好き。よくボケるF値の小さなレンズを使ったり、マクロレンズを使ったりして、花びらをクローズアップして撮ってしまう。背景も大きくぼかしてしまえば、曇り空が入る構図だとしても多少は関係なく撮れちゃいます。
番外編 青空の日に撮る
これが一番心置きなく撮れるんでしょうね。青空が見たいよ。
我が家の近所では、八重桜もすでに半分ほど緑になってしまいました。今週の土日は晴れてくれるそうですが、果たしてそのころまで桜の花は散らずに残ってくれているのかどうか。